植物誘導吹付工
植物廃材リサイクル生育基盤造成手法

地域に存在する植物材料を有効活用し、これを現場で緑化の生育基盤に再生する手法をすすめています。材料・運搬コストを縮減し、未分解の植物素材を用いますが、発酵を促進する活性酵素の添加により堆肥化を不要としたシステムです。開発は平成9年度より開始し、現在「植物誘導研究会」を設立し活動しています。
植物マルチ吹付工
植物廃材リサイクルによるシバ造成

河川敷に生育している竹・ヨシ等を裁断し、これをのり面へのシバ吹付工の被覆材として専用機による散布を行う一貫した工法です。散布材の流失、雑草侵入防止、保温性が期待されます。シバは炭素固定能力の高いアジア系のセンチピートグラスを用いていますが、自生種の導入の場合は現存植生の調査により多様性に配慮した手法を採用することが可能です。
ウィングロック植生工法
超植生基材吹付による樹林化工法

コンクリート面や岩盤のり面に対し、中・高木の樹林を緑化復元目標とする場合に適用するものです。初期成育を促す表層と根の支持基盤の二層を形成させ、中・長期的な森林への移行を目指すのに最適です。開発は昭和60年より本格的に開始し、現在「ウィングロック協会」を設立し活動しています。
グリーンポケット工法
GTフレーム工法
「のり面補強」+「全面緑化」環境対策型のり枠工

GTフレーム工法は、鉄筋やモルタル(コンクリート)を使用した従来の法枠工とは違い、法枠材にジオシンセティックスを用いた新しい吹付法枠工法で①CO2排出量の大幅な削減②廃棄物発生量を大幅に削減③全面緑化で景観保全を実現、した環境配慮型の補強土植生法枠です。
平成20年3月施工
発注者:福岡県飯塚土木事務所
みずあかね工法
水質に配慮した貯水池基盤造成

ダムや貯水池の湛水部は、湖岸林(エコトーン)として生物の多様性とともに生息域として環境上重要です。洗堀や侵食を防止することにも配慮した生育基盤造成工法を開発しました。生育基盤は、富栄養化を回避する土壌を用いて植物繊維等を補強材として用いています。
ロービングウォール工法
のり面緑化を併用した連続長繊維混入補強土工法です。
ロービングウォール工法とは、砂と水の混合物に長繊維をエアの圧力で強制的に吹付ノズルの先端にて混入させ、吹付により補強土構造物を造成し、その補強土表面を植生基材吹付工などで緑化する2種類からなる工法の一体施工方法の総称です。
補強土によって法面の安定化を図るとともに、その表面を緑化することで景観の向上を図ることができます。